小久保監督が明かした秋広優人との会話 「王イズムに反するので」…練習姿勢に助言も

ソフトバンク・小久保裕紀【写真:古川剛伊】
ソフトバンク・小久保裕紀【写真:古川剛伊】

「7回までがジャイアンツ戦なので」

 ソフトバンクは11日、みずほPayPayドームでの巨人戦に3-7で敗れた。先発の前田純投手は初回に3四死球を与えるなどして4失点、2回も2点を失い、この回途中で降板した。打線は3回に周東佑京内野手が適時打を放つと、7回にも2点を返したが、序盤の大量失点が響く形となった。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。

――前田純投手が誤算だった。
「誤算というか、年間に何回かはありますけどね。前純は初めてですかね、試合を壊したのは。でも、これでチャンスがないわけじゃないので。修正して次に備えてほしいですね」

――普段との変化は感じた?
「真っすぐの出力がね……。見た瞬間に良くないと感じたので。元々(良し悪しが)わかりやすいピッチャーなんですけど。前回が中12日で元気だったのに対して、今回は中6日だったので。まあローテでやっていくには中12日では回れないので。6日間の過ごし方でしょうね」

――大野稼頭央投手は好投した。
「イニングをまたがせたので、少しへばっていましたけど。結果ゼロで終えたのは良かったですね」

――3試合ぶりにスタメン復帰した栗原陵矢内野手は復調の気配か?
「復調とまでは言えないでしょ。練習では良くなっているので。状態を上げることだけ考えてほしいですね」

――秋広優人内野手は力強く振れるようになっている。
「打率3割は絶対に打ちたいと話していたので。ホームランより率を残したいみたいです。ただ、練習で強く振って近藤(健介)みたいに率を残せるバッターもいるので。練習で流すのではなく、強く振るようには1回言いましたけどね。練習から当てにいくようなバッティングは王イズムに反するところなので」

――7回1死二、三塁で山川穂高内野手を代打に送った。
「守備が後ろにいくのはわかっていたし、(野村)勇でもよかったんですけど。ホームランが出たら面白くなる場面だったので。大勢、マルティネスがいるので。(試合が)7回までがジャイアンツ戦なので」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)

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