ジャッジすら届かない467億円男の“壁” 出場ゼロなのに存在感、球界1位「13」の凄み

スタットキャスト導入後の465フィート弾ランキング
【MLB】ヤンキース 6ー3 ロイヤルズ(日本時間12日・カンザスシティ)
パワーだけなら“最強打者”をも凌駕しているようだ。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は11日(日本時間12日)、敵地のロイヤルズ戦で3試合連発となる25号本塁打を放った。前日の同カードでは飛距離469フィート(約142.9メートル)の特大弾を叩き込んだ。もっとも、米記者によると“怪力打者”にはわずか1本及ばなかったようだ。
ジャッジは10日(同11日)ロイヤルズ戦の初回、無死一塁から新人左腕キャメロンの内角直球を捉えた。打った瞬間に本塁打と分かる一撃は左翼席へ着弾。飛距離469フィート(約142.9メートル)の一発は今季メジャー3番目で、改めてそのパワーを証明してみせた。
翌日にも25号を放ったが、この日の試合後にMLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「スタットキャスト導入後(2015年以降、プレーオフ含む)における465フィート以上の本塁打数ランキング」を紹介し、ジャッジが12本で2位になったという。3位にはカイル・シュワーバーが10本でランクインし、そしてジャッジを抑えて1位に立っているのが13本のジャンカルロ・スタントンだという。
スタントンといえば、筋骨隆々の肉体から生み出す圧倒的なパワーが特徴のスラッガー。過去に2度の本塁打王に輝き、マーリンズ時代の2017年には59本塁打を記録した。ヤンキース移籍後は故障が増え、今季は両肘を痛めた影響でプレーもできていない。それでも、ジャッジの活躍によって改めて爆発的飛距離がフォーカスされた格好となった。2016年には504フィート(約153.6メートル)の一発をマークした大砲。13年総額3億2500万ドル(約467億円)に応え、再び輝く時は来るだろうか。
(Full-Count編集部)
