大谷翔平を巡るド軍監督発言の“変化”…想定外が発生? 米メディアが注目した現状

ライブBPでの好投で指揮官の発言にも変化
ドジャースの大谷翔平投手の“二刀流復帰”はいつになるのか。7月15日のオールスターゲーム明けが濃厚とみられていたが、ここにきてデーブ・ロバーツ監督の発言に変化が見える。米メディアは復帰が前倒しになる可能性を指摘している。
2023年9月に右肘手術を受けた大谷は、開幕前のキャンプの時点で投手復帰時期が5月と見込まれていたが、その計画は白紙に。その後、ロバーツ監督は球宴明けの後半戦となることを示唆してきた。
だが、実戦形式の投球練習「ライブBP」での登板を繰り返すうちに、ロバーツ監督の発言に変化が見えてきた。10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦前に3度目の「ライブBP」で3イニングを想定して投げた直後、ロバーツ監督は球宴前の復帰について「全くゼロではないとは、言える。つまりゼロよりは上だ。ゼロよりは上だ」と語った。
この発言の変化に米経済誌「フォーブス」も注目。ダン・シュロスバーグ記者は11日(日本時間12日)に「ショウヘイ・オオタニが再び投げ始めたとき、さらに彼の価値は高まるだろう」と題した記事を公開した。
ナ・リーグ本塁打王争いでトップに立つ大谷について「まもなく他の選手が自分の後を追うのを阻止するようになるかもしれない」と独特な言い回しで、投手として復帰の時期が近づいていることを指摘。「故障者だらけのドジャースの投手ローテーションに加わる寸前であるように見えるからだ」と記した。
さらにロバーツ監督は球宴前の復帰について「全くゼロではない」と発言した10日(同11日)のライブBPに言及。「3イニングの素晴らしい投球でドジャース首脳陣を感心させたため、より早く復帰する可能性が出てきた」と期待を寄せた。すでに打者としてもメジャー最高峰の成績を残している大谷が、投手として復活した時に何が起きるのか。米メディアもその瞬間を待ちきれないようだ。
(Full-Count編集部)