大谷翔平、663日ぶり投手復帰 本拠地は大歓声…「1番・投手」は72年ぶり偉業

パドレス戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
パドレス戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

パドレス戦に「1番・投手」で投打同時出場

【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地のパドレス戦に「1番・投手」で投打同時出場した。エンゼルス時代の2023年8月23日(同24日)のレッズ戦以来663日ぶりの登板で、ドジャース移籍後は初登板となった。本拠地は拍手喝采の盛り上がりを見せた。

 大谷は2023年9月に右肘靱帯を手術。昨季は打者に専念し、54本塁打&59盗塁で3度目のMVPを受賞した。今季は打者として開幕。これまでに実戦形式の投球練習「ライブBP」に3度登板してきた。

 10日(同11日)のライブBP登板では3回想定で44球を投げた。全球種を投げ、最速96マイル(約154.5キロ)を記録するなど状態の良さを見せた。当初は7月のオールスター戦後の投手復帰を目指してきたが、投手復帰戦は1か月近く前倒しに。前日15日(同16日)の試合後に急きょ先発登板が発表された。

 短いイニングのみに登板する「オープナー」としての起用になる。先発投手と1番打者を同時に務めるのは1901年ジム・ジョーンズ、1953年アルビン・ダーク以来、ナ・リーグ史上3人目だ。大谷は14日(同15日)の取材対応で「十分に試合で投げられるレベルには近づいていると思っています」と自信を見せていた。二刀流として再スタートを切った。

(Full-Count編集部)

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