「彼にしかわからない」大谷翔平の復活への道 エ軍の元監督が語った1イニング限定の”真意”

エンゼルス時代の指揮官が投手大谷の今後を予想
【MLB】ドジャース 6ー3 パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地のパドレス戦に投打同時出場し、投手としては663日ぶりにマウンドに立った。投げたのは1イニングのみだったが、かつての指揮官はこの起用法を「彼にとってのリハビリ登板」と分析した。
大谷は1回28球を投げて2安打1失点という内容だった。大谷の登板に先立ち、米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に元エンゼルス監督のジョー・マドン氏が出演。大谷の投手としての今後について解説した。
復帰登板が短いイニングとなることについて、マドン氏はこれは球宴後に(万全の状態で)投げられるようにするのが彼らの計画だと思います。これが彼にとってのリハビリ登板なのです」と解説。大谷を打者としても出場させる必要があるため、マイナーではなくメジャーの舞台で短いイニングを投げさせるという「彼らなりの調整の仕方なのです」と語った。
さらにマドン氏は「球宴休暇までには、問題なく5イニングを投げられるようになっていると思います」と予想。司会のトム・ベルドゥーチ氏から「ショウヘイが『大丈夫だ』と言ったら、投げさせますか?」と問われると、マドン氏は「イエス。でも、医師、トレーナー、その他も(判断に)関与する。彼らは(球界)最高のトレーナーを抱えている」と述べ、ドジャースが抱えるチームスタッフの手腕を高く評価した。
その上で「ショウヘイを信用しないといけない。これは前例のないことだ。エンゼルス時代、それ(前例がないこと)を理由に私が彼を(リアル)二刀流で起用した。やり方は彼にしかわからない。誰もここまでやったことがないんだ」と言及。メジャーで誰も真似できない道を突き進む大谷に思いを巡らせた。
(Full-Count編集部)
