新庄監督が嘆いた「きついぜ」 巨人のW鉄腕に脱帽も…不敵な笑み「うちなら打てそう」

同点の7回、2番手の池田が1死二塁から丸に決勝の中越え二塁打を浴びた
■巨人 2ー1 日本ハム(18日・東京ドーム)
日本ハムは18日、東京ドームで行われた巨人戦に1-2で敗れ、連勝は3でストップした。1点リードの6回に同点とされ、7回に勝ち越し点を献上。試合後の新庄剛志監督は開口一番、「7回に点を取られたらきついぜ。8、9回はきついぜ」と嘆いた。
先発の山崎を6回80球で交代。同点の7回のマウンドに池田を送った。しかし先頭のオコエに中前打を許し、代打小林の犠打で得点圏に走者を背負うと、丸の中越え二塁打で2点目を奪われてしまった。
指揮官の言う「きつい」とは、巨人の2人のリリーフにある。8回は大勢の前に2死からレイエスが左前打こそ放ったが野村が遊ゴロ。9回はマルティネスの前に万波と代打マルティネスが空振り三振。代打郡司が遊ゴロに倒れた。
昨季は抑えを務めていた大勢は今季29試合で防御率2.17。東京ドームでは防御率0点台と抜群の安定感を見せている。さらに今季から加入した“絶対的守護神”がマルティネスだ。ここまで27試合で防御率0.00、リーグ2位の22セーブを誇る。新庄監督も「横浜の佐々木(主浩)さんみたいですね。ゼロでしょう? すんごいもん、フォークが」と感心するしかなかった。
とはいえ、1勝1敗で19日にカード最終戦を迎える。「でもなんか、うちなら打てそうだね。雰囲気はあるんですけど」。不敵な笑みで攻略へのイメージを膨らませた。
(町田利衣 / Rie Machida)
