大谷翔平の“意外な行動”を米称賛「子どもに目指して」　160キロ死球直後…「何て素晴らしい」

スアレスの160キロ直撃後…

【MLB】パドレス 5ー3 ドジャース（日本時間20日・ロサンゼルス）

　さすがの振る舞いに称賛が寄せられた。ドジャース・大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、本拠地で行われたパドレス戦の9回に99.8マイル（約160キロ）の死球を受けた。場内が騒然とする中、大谷はすぐさま怒りの自軍ベンチをなだめるように一塁へ。さらに相手選手とも“交流”を図ると、米ファンは「純粋な品格」などと感動した。

　9回表、パドレスの攻撃でタティスJr.が死球を受けると、マイク・シルト監督が激昂。デーブ・ロバーツ監督も応戦し、両軍ベンチが飛び出す一触即発の事態となった。その後、両軍指揮官は退場処分に。警告試合が発せられた。

　その裏に大谷に打席が回ると、カウント3-0からロベルト・スアレス投手の160キロが直撃。場内は大ブーイングに包まれ、スアレスは即退場処分となった。大谷はドジャースベンチに左手を振ってジェスチャーを送ると、笑顔を見せながら一塁へ向かった。さらに自らパドレスベンチに歩み寄って言葉を交わすと、一塁のアラエスと談笑。ピリピリムードを和らげた瞬間だった。

　MLB公式はその直後、「ショウヘイ・オオタニ：平和をもたらす者」と添えてインスタグラムを更新。アラエスと握手する場面などもアップした。すると、米ファンから感激と称賛のコメントが殺到した。「純粋な品格　まさにスーパースター」「真のロールモデル　子どもに目指してほしいと思う選手」「オオタニは何て素晴らしいの」「何てやつだ」「まさにGOAT」などと心を打ったようだ。

　大谷は試合後、自身のインスタグラムのストーリーズ機能を更新。17日（同18日）のパドレス戦で死球を受けた後と同じく、自身の死球の場面を投稿し、さらに愛犬デコピンの写真も添えて無事をアピールした。