「追い詰められて」中日移籍 現役ドラフトで一変…覚醒呼んだレジェンドの“改造”

ラミレス氏のYouTubeチャンネル、和田氏が出演
前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネル「ラミちゃんねる」を更新。前中日打撃コーチの和田一浩氏と対談し、中日・細川成也外野手が覚醒した舞台裏を明かした。
2016年ドラフト5位で入団したDeNAでは、7年間で計6本塁打。和製大砲の期待を受けながらも殻を破れずにいた。しかし第1回現役ドラフトで中日に移籍すると、2023年に24本塁打と才能を開花させた。
昨年も23本塁打、67打点はチームトップ。打率.292と安定感も増してきた。今季は20日の時点で打率.208、2本塁打、7打点と不振も、26歳の長距離砲はチームに欠かせない存在であるのは間違いない。
細川の移籍1年目だった2023年に打撃コーチだった和田氏は「技術的に言ったら(腕の)外側の筋肉を使う打ち方をしていた。要するにパワーに頼ったバッティングをしていた」と回顧。「パワーに頼らずに、正しい体の動きでバッティングするように少しずつシフトチェンジしていった」と指導した際の注意点を明かした。
さらに和田氏は「現役ドラフトで追い詰められて来たので、今までやってきたことをゼロにして、1から取り組んだのがいい方向にいったのではないか」と説明。テニスの練習を取り入れたことについては「打つ前のトップの位置の入り方が良くなかったので、しっかりトップの位置に入る動きを入れつつ、内側の筋肉を使って手を柔らかく使わないとテニスボールはうまく捉えられない」と解説した。
ラミレス氏からどれぐらいの成績を期待するか問われると「ホームラン40本は打てる能力があるのは見た瞬間分かる」と即答。「後は同コンタクトするか。将来的には打率3割、40本塁打、100打点は出してほしい」と力を込めた。