「これが入るの？」巨人の未完の大砲が“覚醒”　豪快弾に実況も困惑「もはやバグだろ」

逆風をものともしない2戦連続の豪快弾

　2軍の帝王のまま終わってほしくない豪快弾だ。巨人のリチャード内野手が22日、イースタン・リーグのオイシックス戦に「4番・三塁」で先発出場。2試合連発となる本塁打を放ち、ファンからは「これが入るの？」「意味わからん打球」」「1軍でこれを」などの声が相次いだ。

　まず初回の第1打席、2死三塁で元広島の薮田から左翼線へ先制の適時二塁打を放った。続く3回2死の第2打席では、高めの直球を捉えると、逆方向に放った打球は逆風をものともせず、そのまま右翼席に飛び込んだ。

　ウエスタン・リーグでは昨季まで5年連続の本塁打王を獲得。しかし、ソフトバンクでは1軍に定着できず、5月12日にトレードで巨人に移籍。5月13日に移籍後初出場で本塁打を放ったが、その後は18試合で打率.095、2本塁打と粗さが目立ち、2軍降格となっていた。

　これで21日のオイシックス戦に続く2戦連発で、パワーは本物であることを印象づけた。「DAZN」の公式X（旧ツイッター）は「逆風だぞ？　あ～いっちゃった。これはホームラン？」と困惑した実況が入った動画を公開。SNSでは「逆風でこれはバケモン」「あそこまで飛ぶの？」「逆方向の打球全部やばい」「もはやバグだろこの打球」などのコメントも。他方で「これは2軍の帝王帰還」「コレが1軍で出来たらなぁ」「飛ばす力は岡本以上なんだけどな」と、1軍での覚醒を望む声も目立った。