本職でないのに…ド軍野手が見舞われた2度の“誤審” 出鼻くじかれX唖然「情けない」

9回から登板したキケは先頭打者への四球から4失点で降板
【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)
今季5度目の登板を果たした野手が、とんだ“誤審”をくらっていた。“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手が22日(日本時間23日)、本拠地のナショナルズ戦で大差がついた9回に登板したが、1/3回を30球、2安打3四球で4失点で降板した。散々の内容だったが、対戦した先頭打者に対し、“誤審”と思われる判定にも泣かされた。
10点リードの9回にマウンドに上がったキケだったが、先頭のジェイコブ・ヤング外野手を四球で歩かせた。しかし、カウント3-1から5球目の51.5マイル(約82.9キロ)のスローカーブは低めに決まったかのように見えた。
MLB公式の1球速報では完全にストライクゾーンを通過している。さらに2球目のスローカーブもゾーン内だった。球審のカルロス・トーレス審判員は、いずれもボール判定と告げていた。
キケは1死しか奪えずに交代。「カーショウのカーブみたいだったからな。すごい」「あれはストライクを奪われたな。俺にだってわかったのに」「キケがサイ・ヤング賞狙ってるのを彼らは知っている」「この審判は本当に情けない」「リードしいてる試合で彼(キケ)を出し続けるデーブ・ロバーツは本当にひどい」「キャッチャーのフレーミングもひどかったな」「わからないけど、ちょっと理解できる気もする。審判って45マイル(実際は51.5マイル)の球の判定の仕方を訓練されていないから」といった声があがっていた。

最終的には投手が“本職”のベシアが緊急登板し、試合を締めくくった。ドジャースは13-7で勝った。