西武の剛腕はMLBで「十分通用する」 元巨人左腕が「すぐ行ったほうがいい」と推すワケ

西武・今井達也【写真:小林靖】
西武・今井達也【写真:小林靖】

今井は今季12試合で6勝2敗、防御率1.17、104奪三振

 西武の今井達也投手は今季、12試合でリーグ2位の6勝(2敗)、同防御率1.17、同1位の104奪三振と圧倒的な投球を披露している。巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏は、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、「メジャーでも十分通用するのではと思います」と太鼓判を押した。

“最もメジャーに近い”ともいわれる27歳右腕について、高橋氏は「ストレート系も速いし、ゲームをつくる能力も高い。脱力感のあるフォームであれだけ強い球を投げられるのがすごい。米国に行っても全然通用する投手の一人でもありますね」「イニングもしっかり投げられていますし、球数を投げても落ちる球質ではない。変化球も投げ込める強みもある」と絶賛した。

 今井は6月17日のDeNA戦で9回2安打無失点、球団記録を更新する17奪三振をマークした。「ゾーン内で全てを勝負できるのも強み。なおかつ三振も取れるし、日本でもトップクラスの投手。間違いなくすぐ米国で来てくれという球団がいっぱいありますよ。その中のひとり」と分析する。強みとして“力感のなさ”を挙げ「打者もキャッチボールみたいにヒュって投げてくるのにバッと来るので差し込まれる。米国の打者ってそういう投手をあまり見たことがないのではと思う」と説明した。

 即戦力かと聞かれると「いけます、いけます。もちろん今井投手だけではないです。日本のチームでエース級で投げている投手はだいたいいけます。No.1とはいわないですけど、その中のオススメできる投手の一人だと思います」。2023年から2年連続2桁勝利をマークしているだけに「これだけ日本でローテーションを何年も守っている投手なので、活躍できるのは間違いなく言える。なのですぐ行ったほうがいいのかなって思いますけどね」と私見を述べた。

 仮に来季から海を渡ったとしたら、どんな成績を残すか。高橋氏は「ローテーションを守れば10勝以上はする。問題ないかなと思います。奪三振は結構取るのでは。制球もいいしゾーン内で攻めることができる。環境にアジャストしていかないといけないけど、今のままの力を出せれば三振も多く取れるでしょうし、ローテーションをしっかり守れば勝ちもイニングも増えるだろうしっていうところでしょうね」と予想した。

【実際の映像】メジャーで「10勝以上はする」 高橋尚成氏が通用する理由を解説

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