大谷翔平も届かないジャッジの「4」 30号で発掘されたメジャー史に残る“異次元記録”

アスレチックス戦で30号本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
アスレチックス戦で30号本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

ジャッジがマグワイア氏に並ぶ記録を樹立

【MLB】ヤンキース 12ー5 アスレチックス(日本時間30日・ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が“最強打者”の名に相応しい活躍を続けている。29日(日本時間30日)、本拠地で行われたアスレチックス戦で1試合2発を放ち5年連続30本塁打を達成。ドジャース・大谷翔平投手よりも早く達成した30号で、ジャッジは新たな記録を打ち立てた。

 MLB公式のサラ・ラングス記者は、自身のX(旧ツイッター)で「アーロン・ジャッジが球宴休暇前に、シーズン30本塁打以上を達成したのはこれで(通算)4回目。最多記録のマーク・マグワイアに並ぶ記録だ(第1回球宴は1933年に開催)」と投稿。1998年に70本塁打を放ったマーク・マグワイア氏にジャッジが肩を並べたことを紹介した。

 ジャッジは同戦の4回、2死二塁の場面で左翼席に飛び込む29号2ラン。7回1死一塁で迎えた第5打席では95.5マイル(約153.7キロ)のフォーシームを弾き返し30号2ラン。節目の一発は打球初速107マイル(約172.2キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)、角度26度の一撃だった。

 試合前時点で6月は打率.269と少し数字を落としていたが、9本塁打と長打力は健在。この日の2発で月間11本塁打とし、5月の10本塁打を上回った。タイトル争いでも、32本塁打でトップを走るマリナーズのカル・ローリー捕手に2本差。メジャーを代表する偉大な打者の記録と並んだジャッジがどこまで数字を伸ばしていくか、今後の活躍から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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