ジャッジの“神対応”に称賛の嵐 乱闘寸前ムードを鎮圧…みせた責任感に「本物のリーダー」

30号本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
30号本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

不可解な挑発行為に批判も…

【MLB】ヤンキース 12ー5 アスレチックス(日本時間30日・ニューヨーク)

 最強打者は人間性も一流だった。ヤンキースの本拠地で29日(日本時間30日)に行われたアスレチックス戦で、ヤンキースの投手による挑発的な態度が原因で一触即発の事態が起きたが、それを仲裁したのは主砲のアーロン・ジャッジ外野手だった。

 ヤンキースが大量リードした7回に、問題の場面は起きた。2死一二塁の場面で、ヤンキースの2番手イアン・ハミルトン投手はアスレチックスのジェイコブ・ウィルソン内野手を投ゴロに仕留めると、自軍ベンチに向かって歩きながら、なぜかウィルソンをにらみつけて挑発するような態度を見せた。

 この不可解な挑発は、実況も「理由が全くないのにジェイコブ・ウィルソンを睨み続けていました」と首をかしげるほど。ハミルトンの行為にウィルソンは激昂したが、ジャッジが謝罪するように間に入り、事態を収束させたのがジャッジだった。

 SNSでは「全くもって不必要な行為」とハミルトンを非難する声も。他方で「ジャッジは一流の振る舞いをした」「常に出来の悪いチームメートの後始末をしないといけないジャッジは気の毒だ」「ジャッジは本物のリーダーだ」と、その人間性を称えるコメントも目立った。

 ジャッジは同日、29号と30号を放ち、チームを勝利に導いた。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では米国代表のキャプテンを務める大砲は、プレーだけでなく人間性でもファンを魅了している。

【実際の映像】ヤ軍投手の不可解な挑発…激昂選手をなだめるジャッジのキャプテンシー

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