大谷翔平は「とても珍しい」 敵将も驚く“異例の調整”「彼は特別な才能だ」

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

クアトラーロ監督が「投手・大谷」を絶賛

 ドジャース・大谷翔平投手のマウンド姿に対戦した敵将も脱帽するしかなかった。28日(日本時間29日)、敵地で行われたロイヤルズ戦で今季3度目の先発。復帰後初めて2回を投げ、1安打1四球1奪三振無失点の快投に、ロイヤルズのマイク・クアトラーロ監督は「彼は特別な才能だ」と称えた。

 米ラジオ局「Sirius XM」のチャンネル「MLBネットワーク・ラジオ」に出演したクアトラーロ監督は「私は(101.7マイルの)球速表示は見なかった。あの男が球威のある球を投げているのは分かっている。正確な数字を見る必要はない」と、大谷がビニー・パスカンティーノ内野手との対戦でMLB公式戦自己最速となる101.7マイル(約163.7キロ)を叩き出した場面を振り返った。

 今季はもう大谷との対戦がないことに安堵すると「大柄でパワーがあり身体能力も高い。すべて(を兼ね備えている)。彼がすることは見事だ。我々は毎打席彼をアウトにしたいし、そうできるように最善を尽くすが、彼は特別な才能だ」と称賛の言葉を並べた。

 また、公式戦に登板しながら投手として調整を重ねる姿に「ここでメジャーの打者相手にリハビリ登板を行っている。それはとにかく、とても珍しいことだ」と苦笑いを浮かべながら話し、唯一無二の“復活ロード”を歩む大谷に驚きを隠せない様子だった。

 大谷は16日(同17日)の本拠地・パドレス戦で663日ぶりに投手復帰し1回2安打1失点。2度目の登板となった22日(同23日)の本拠地ナショナルズ戦は1回無失点2奪三振。そして28日(同29日)のロイヤルズ戦は2回無失点に抑え、投じた27球のうち3球が100マイル以上を記録するなど本来の投球を取り戻しつつある。次回登板ではどんな結果を見せてくれるか、期待は高まるばかりだ。

(Full-Count編集部)

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