大谷超え1096億円男が復活も「打率.258で8億ドルね…」 米ファンが直視する“現実”

6月の11HR、出塁率.474、OPS1.196はMLB1位
完全復活にNYファンは歓喜だ。昨オフにドジャース・大谷翔平投手を抜く史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1096億円)でメッツに入団したフアン・ソト外野手。開幕序盤は不調だったが、6月はメジャートップの11本塁打、OPS1.196と猛打を発揮。「彼が戻ってきた!」と称賛を送っている。
弱冠26歳にして首位打者、シルバースラッガー賞5回、オールスター選出4回を誇る天才打者。昨オフにヤンキースからFAとなり、超高額契約で同じニューヨークのメッツに移籍するも、3・4月、5月もOPS.800以下と本来の実力が発揮できず。時には怠慢プレーを犯すなど、ファンからは早くも不良債権を心配する声も寄せられた。
ところが、6月に入って一変する。27試合に出場してノーヒットは7試合だけで90打数29安打の打率.322。安打の質も素晴らしく、11本塁打はメジャートップタイ、出塁率.474、OPS1.196はともにメジャー1位に君臨。自身初の月間MVPも視野に入っている。19日(同20日)のブレーブス戦では通算1000安打に到達し、27歳を迎える前に1000安打&700四球を記録したのはメル・オット、ミッキー・マントルに次いで3人目と偉業も打ち立てた。
いよいよ調子を取り戻した天才打者に「ソトこそが最強だ」「月間MVPは確定」「誰だ最初の不振を叩いていたやつは笑」などとNYファンも安堵の声を挙げた。一方で年間での成績は打率.258、20本塁打、OPS.900。「到底8億ドルプレーヤーの数字には見えない」「.260もないやつが年俸6000万ドルか……」「打率.258で8億ドルね……」「こんな成績で8億ドルは正当化しにくい」と厳しい声もまだある。得意の夏場以降、好調を維持して批判の声を一蹴できるだろうか。
(Full-Count編集部)
