56歳になっても「いい球放るなあ」 レジェンドの渾身1球は「現役時代を彷彿」

通算15年間で計523試合に登板して82勝55敗55セーブの潮崎哲也氏
西武は29日にベルーナドームで行われた日本ハム戦で「ライオンズ75周年シリーズ」を開催。レジェンドOBとして潮崎哲也シニアアドバイザーと和田一浩氏が来場した。セレモニアルピッチで56歳の潮崎氏が投じた1球は「今もいい球放るなぁ」「テークバックが現役時代を彷彿させる。良いですね」とファンが注目した。
潮崎氏は1989年ドラフト1位で西武に入団。1990年にパ・リーグ新人特別賞、1991年にはリーグ最多の45試合に登板するなど、2004年の引退まで通算15年で計523試合に登板して82勝55敗55セーブという成績を残した。現役時代は“宝刀”シンカーを操り、また甘いマスクで「王子」として人気も高かった。引退後は2軍監督や1軍コーチなども務めた。
西武のユニホームに身を包んだ潮崎氏は捕手役の和田氏のミットに向かって投球。シンカーこそ投じなかったが美しい1球が投じられた。イベント後には「西口ライオンズになって昨年とは違う姿が見えてきているので、このままいい流れの中で完走してもらいたい」とチームにエールを送った。
球団公式YouTubeが「超レアなバッテリー!?」として映像を公開すると、「潮崎さんのルーキー時代を知る世代としては感無量でございます」「昔も今も超カッコ良い!」「潮崎さんカッチョ良かったなあ」「イケメン潮崎さん胸熱!」「おっちゃんになったけど、面影あるね」「私の永遠の王子様」「潮崎さんは私が初めて好きになったプロ野球選手」といったコメントが並んだ。