鈴木誠也、打点リーグ単独トップ浮上 2試合ぶり23号…大谷翔平の日本人記録更新も視野

100打点超えなら日本人3人目
【MLB】カブス 5ー2 ガーディアンズ(日本時間2日・シカゴ)
カブス・鈴木誠也外野手が1日(日本時間2日)、本拠地で行われたガーディアンズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。6回の第3打席で2試合ぶりとなる今季23号を放った。今季成績は打率.253、23本塁打、70打点。打点はナ・リーグ単独トップに浮上した。
シカゴの夜空にアーチをかけた。初回の第1打席は右腕ウィリアムズの外角低めのスイーパーに空振り三振、3回の第2打席も右飛に倒れたが、3-2で迎えた6回の第3打席だった。カウント1-0から高めに浮いたカーブを振り抜いた。角度38度の高い弧を描き、左中間スタンドに飛び込む打球速度104.4マイル(約168キロ)、飛距離378フィート(約115.2メートル)の一発だった。
6月28日(同29日)の敵地・アストロズ戦でメジャー移籍後最多とる22号を放って以来の一発。左翼席上部の看板を直撃する豪快アーチは、昨季自身がマークした日本人右打者の最多記録21本塁打を更新した。また一つ数字を積み上げた形だ。
この一打で打点を70とし、ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス内野手を抜き、打点数はナ・リーグ単独トップに浮上した。メジャー1位のマリナーズのカル・ローリー捕手に1差に迫っている。自己最多は昨季の74打点で更新は間近。また、昨季ドジャース・大谷翔平投手が昨年に記録した日本人最多の130打点を上回るペースだ。
試合は、2回にマイケル・ブッシュ内野手とカーソン・ケリー捕手の適時打で幸先よく3点を先制。その後1点差に迫られたものの、鈴木の一発で突き放した。カブスは今季50勝とし、ナ・リーグ中地区首位をキープしている。
(Full-Count編集部)
