大谷翔平、187キロ弾で5年連続30号 審判に気遣い→直後に容赦ない一発…本拠地大熱狂

大谷翔平はホワイトソックス戦に「1番・DH」で出場
【MLB】ドジャース ー Wソックス(日本時間2日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で出場し、4回の第3打席で3試合ぶりとなる右越え30号を放った。リーグトップを独走する一発で5年連続での“大台”到達となった。
幸先のよい7月のスタートとなった。5-1で迎えた4回2死、大谷は第3打席で豪快な一発を描いた。右腕スミスの内角への90.3マイル(145.3キロ)のスライダーを捉えると打球はあっという間に右翼席へ。本拠地は大歓声に包まれた。打球初速116.3マイル(約187.2キロ)、飛距離408フィート(約124.4メートル)、角度42度だった。
本塁打の直前には内角球をファウルチップとし、ボールは球審のアラン・ポーター審判員の右膝を直撃。大谷は心配そうな表情をみせ、自軍のトレーナーを手招きで呼び寄せた。しばらく中断したが、試合が再開すると即衝撃弾を放った。
これで5年連続で30号に到達した。15日(日本時間16日)に行われるオールスター前の30本は2021年、2023年に次いで3度目で、マーク・マグワイア、ケン・グリフィーJr.、アーロン・ジャッジに次いで4人目の記録となった。自己最多のシーズン56発ペースとしている。
30号はリーグ2位のエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)に4本差、メジャー全体では33発のカル・ローリー(マリナーズ)に3本差としている。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とは同数となった。
初回は外角への変化球を打たされて二ゴロ。2回1死の第2打席は空振り三振に倒れていた。
大谷は試合前の時点で打率.287、29本塁打、54打点で11盗塁。長打率.633、OPS1.021としている。7月は2021、2023年に月間MVPを受賞するなど得意としている。どこまで数字を伸ばすのか期待が膨らむ。