DeNA井上絢登、プロ1号が満塁弾「本当にグッドなスイング」 ハマスタ熱狂…高橋宏斗は呆然

昨季は2軍で8HR&52打点…今季も58試合で8本塁打
■DeNA ー 中日(2日・横浜)
DeNAの井上絢登外野手が2日、横浜スタジアムで行われた中日戦でプロ1号満塁弾を放った。打たれた高橋宏斗投手は呆然とした表情で打球を見送るしかなかった。
今季開幕1軍入りするも、出場なく2軍に降格していた井上はこの日再昇格。「6番・左翼」で今季初先発となった。0-1の初回。2死満塁で打席が回ると、カウント1-1から低めのスプリットをフルスイングでしばき上げた。
綺麗な弧を描いて右中間に着弾し、横浜スタジアムは大歓声が起きた。井上は雄叫びを上げながらダイヤモンドを一周した。プロ初アーチの気持ちを聞かれ、「先輩方が繋いでくれたチャンスだったので、思い切ってスイングしました! 本当にグッドなスイングができたと思います!」と喜びを口にした。
福岡大、四国IL・徳島を経て2023年ドラフト6位で入団した25歳。プロ1年目の昨季は1軍の25試合で打率.190、0本塁打、4打点だったが、2軍では70試合に出場して打率.302、チームトップの8本塁打&52打点と出色の成績を残した。今季も2軍の58試合で8本塁打と好成績を残しており、1軍初アーチも大エースの高橋宏からと“大物”の予感を感じさせている。