37歳とは思えぬ…TJ2回→MLB最長の「6-2」 復活した265億円男が「凄すぎだろ」

レンジャーズのジェイコブ・デグロム【写真:ロイター】
レンジャーズのジェイコブ・デグロム【写真:ロイター】

衰え知らずの快投ぶりに絶賛の声

 レンジャーズのジェイコブ・デグロム投手が、メジャーリーグ史上に名を刻む快投を続けている。データに特化した米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」は、「デグロムは直近14試合の先発すべてで被安打6本以下、失点2以下に抑えている」と紹介。「これはオープナーを除いて現代野球史で、(ローテーションを務める)先発投手による最長記録となっている」と伝えた。

 37歳のベテラン右腕は6月25日(日本時間26日)のオリオールズ戦で7回無失点、被安打1の圧倒的な投球を披露した。7回途中まで完全試合ペースで進み、8回に初安打を許すまでノーヒッター状態を続けるなど圧倒的なパフォーマンスだった。89球のうち、ストライクは59球だった。

 さらに7月1日(同2日)のオリオールズ戦でも6回2失点と安定した内容で、この連続記録を14試合まで伸ばした。失点はサンチェスの本塁打による2点のみと、再び質の高い投球を見せつけた。デグロムの今季成績は9勝2敗、防御率2.13と素晴らしい数字を残している。

 SNSでは「未だにdeBest」「信じられない活躍をしている」「THE GOAT」「史上最も才能豊かな投手」「未だにエリート」「ワオ!」「37歳、TJ手術2回目でここまでの記録作れるの凄すぎだろ」といった称賛の声が相次いでいる。2度のトミー・ジョン手術を乗り越え、年齢を感じさせない投球を続けるデグロムの姿に、多くのファンが感動を隠せずにいる。

 デグロムは2018年、2019年のナ・リーグのサイ・ヤング賞を連続受賞した実績を持つ。レンジャーズとは2022年オフに5年1億8500万ドル(約265億円)の大型契約を結んだが、2023年は6試合、昨季は3試合の登板にとどまっていた。今季は既に17試合に先発し、101回1/3を投げるなど健康状態も良好で、球界屈指の右腕が完全復活を遂げている。

(Full-Count編集部)

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