カーショー3000Kで異例の試合中断　大谷＆由伸もハグ…本拠地総立ち6分間の“感動の光景”

史上20人目の偉業…現役ではバーランダー、シャーザーに次ぎ3人目

【MLB】ドジャース ー Wソックス（日本時間3日・ロサンゼルス）

　ドジャースのクレイトン・カーショー投手が大偉業を打ち立てた。2日（日本時間3日）に本拠地で行われたホワイトソックス戦で、通算3000奪三振を達成。大谷翔平投手らナインも立ち上がって拍手を送り、駆け付けたファンもスタンディングオベーションで快挙の瞬間を見届けた。

　感動の光景が生まれた。メジャー通算18年目の大投手カーショーは、試合前の時点で通算2997奪三振とし、過去に19人しか達成していない3000奪三振まであと「3」に迫っていた。4人の子どもと5人目を妊娠中のエレン夫人が見守る中で登板。5回にこの日2つ目の三振を奪い、2999と王手をかけると6回も続投。ベンチから姿を見せた瞬間、ドジャースタジアムは大歓声が起きた。

　6回2死、9番キャプラーをカウント1-2からスライダーで見逃し三振に仕留め、通算3000奪三振を達成。マウンドを降りたカーショーは帽子を取って歓声に応え、デーブ・ロバーツ監督は満面の笑みでガッツポーズを掲げた。

　ムーキー・ベッツ内野手やナインとハグを交わし、ベンチへ戻ると大谷翔平投手や山本由伸投手とも抱き合った。今季自己最多の100球を投げ、6回9安打1四球3三振4失点だった。

　ピッチクロックもこの時は作動せず、大投手が到達したマイルストーンを祝福。ドジャースメディア「ドジャー・インサイダー」によると、スタンディングオベーションは約6分間続いたという。現役ではジャスティン・バーランダー（ジャイアンツ）、マックス・シャーザー（ブルージェイズ）に次いで3人目の偉業。左腕では4人だけの領域に、サイ・ヤング賞3回のドジャースの英雄が名を連ねた。