143億円男の“トップ選出”は「馬鹿げてる」 たった35試合出場…投票結果で賛否続出

地元開催も後押しか…アクーニャJr.の球宴先発に批判と擁護
ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が、2日(日本時間3日)に発表されたMLBオールスターゲームのナ・リーグ外野手部門でファン投票1位(得票率21%)で先発出場選手に選出された。もっとも、2023年MVPの“滑り込み”を巡り、ファンの間で賛否が巻き起こっている。
アクーニャJr.は昨年5月、左膝の前十字靭帯を断裂する大怪我を負い、その後はシーズン絶望。今年5月23日(同24日)になって戦列に復帰した。球宴先発発表前の時点で35試合に出場し、打率.350、9本塁打、18打点、OPS1.076、4盗塁と、出場試合数は少ないものの、出場すれば高い生産性を残している。
2023年は史上初の「40本塁打&70盗塁」を達成してナ・リーグMVPに輝いたスーパースター。今年のオールスターはブレーブスの本拠地・アトランタで開催されることもあり、地元ファンからすると“待望”の結果となっている。
とはいえ、わずか35試合で選ばれたことに不満を持つファンも少なくなかった。「馬鹿げている」「とても恥ずかしいことだ」「ファン投票は最悪だ」「彼は資格さえ与えられるべきじゃない」「正真正銘のジョークだ」との否定的な声が目立った。一方で、「リーグで最高の選手」「相応しい」と擁護するファンもおり、評価は二分されている。
27歳のアクーニャJr.は2019年に8年総額1億ドル(約143億円)の大型契約を結んでおり、球界屈指の身体能力の高さと野球センスで人気を博している。実力は誰もが認めるところだが、今シーズンを通じて試合に出場し結果を残している他の人気選手らも多数いるだけに、物議を醸す結果となった。
(Full-Count編集部)
