カーショーは「とにかく特別」 自身のサヨナラ打よりも…フリーマンが激白した思い

Wソックス戦でサヨナラ打を放ったドジャースのフレディ・フリーマン【写真:Getty Images】
Wソックス戦でサヨナラ打を放ったドジャースのフレディ・フリーマン【写真:Getty Images】

カーショーが史上20人目の3000K…左腕4人目の偉業

【MLB】ドジャース 5ー4 Wソックス(日本時間3日・ロサンゼルス)

 ドジャースは2日(日本時間3日)、本拠地・ホワイトソックス戦に5-4でサヨナラ勝利を飾った。劇的打を放ったフレディ・フリーマン内野手は試合後、地元放送局「スポーツネットLA」のインタビューに登場。この試合で3000奪三振を達成したクレイトン・カーショー投手への思いを語った。

 カーショーは試合前の時点で通算2997奪三振とし、大偉業まで「3」に迫っていた。4人の子どもと、5人目を妊娠中のエレン夫人が見守る中で登板。2ストライクまで追い込むたびに場内は立ち上がる異様な雰囲気に包まれた。5回に2つ目の三振を奪い、2999と王手をかけると6回も続投。そして、2死から9番キャプラーをカウント1-2からスライダーで見逃し三振に仕留め、歓喜の瞬間を迎えた。

 それでも6回4失点の結果で、試合も2-4と劣勢のまま最終9回を迎えた。しかし、先頭のコンフォートの安打から無死満塁の好機を作り、大谷翔平投手の併殺崩れの間にまず1点を返す。その後、ベッツの犠飛で同点とした。大谷が盗塁で二塁へ進み、スミスの四球、そしてフリーマンが右前にサヨナラ打を放った。

 ヒーローのフリーマンにぶつけられたのは、やはり大投手カーショーへの思いだった。一塁から3000奪三振の瞬間を見届けたフリーマンは「特別だ。本拠地で達成するなんてね。18年も彼はここにいるわけで、そのファンの前で達成した。とにかく特別なことだ」と感慨深い様子だった。

 史上20人目の偉業について、「クレイトンがここで3000奪三振(目)を奪った。もう二度と見られないことかもしれない。僕らは歴史を目撃したんだ」とフリーマン。単純計算でシーズン200奪三振を15年継続しないと到達できない異次元の領域。実力はもちろん、健康を維持し続けなければ達成は困難だ。自身も超一流の選手だからこそ、フリーマンはその価値を改めて強調したのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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