ド軍ロバーツ監督、カーショーに「チャンスを与えたかった」 偉業に示した敬意

ホワイトソックスから9回2点差を逆転サヨナラ勝利
【MLB】ドジャース 5ー4 Wソックス(日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースは2日(日本時間3日)、本拠地でのホワイトソックス戦に5-4でサヨナラ勝利を飾った。9回に2点差をひっくり返す劇的勝利となった。デーブ・ロバーツ監督は試合後、この試合に先発し通算3000奪三振を達成したクレイトン・カーショー投手に敬意を示した。
「私としても、彼のことをうれしく思うよ」と実感を込めた。達成後には試合中にも関わらず盛大なセレブレーションが行われ「彼がこの瞬間を楽しんでくれればと思う」と振り返った。
カーショーは試合前の時点で通算2997奪三振とし、史上20人目の大偉業まで「3」に迫っていた。4人の子どもと、5人目を妊娠中のエレン夫人が見守る中で登板。2ストライクまで追い込むたびに場内は立ち上がる異様な雰囲気に包まれた。5回に2つ目の三振を奪い、2999と王手をかけると6回も続投。そして、2死から9番キャプラーをカウント1-2からスライダーで見逃し三振に仕留め、歓喜の瞬間を迎えた。
「クレイトンには(3000奪三振を記録するために)あらゆるチャンスを与えたかった」。3000三振を奪い、ベンチに戻ってきたカーショーを、ロバーツ監督は強いハグで歓迎した。5回を投げ終えて2999三振。6回も続投させ、達成した偉業だった。今季は最長で7回まで投げていた。「今日の試合で重要な存在は、クレイトンだった。そして当然そうあるべきだ」。しみじみと偉業をたたえた。
(Full-Count編集部)