“敵”になった元ド軍も「クレイジー」 大谷も熱い抱擁、伝説の男へ超速で届けた思い

300奪三振を達成したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
300奪三振を達成したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

バーンズとカーショーは計86試合でバッテリー…551奪三振を記録

【MLB】ドジャース 5ー4 Wソックス(日本時間3日・ロサンゼルス)

“敵”になった盟友も、快挙に感慨の様子だった。ドジャースのクレイトン・カーショー投手が2日(日本時間3日)、本拠地で行われたホワイトソックス戦でメジャー史上20人目の通算3000奪三振を達成した。史上20人目の大偉業に、現在はジャイアンツに所属する元ドジャースのオースティン・バーンズ捕手に「史上最高、史上最高」と称賛を送った。

 カーショーは試合前の時点で通算2997奪三振とし、3000奪三振まで「3」に迫っていた。4人の子どもと5人目を妊娠中のエレン夫人が見守る中で登板。2ストライクまで追い込むたびに場内は立ち上がる異様な雰囲気に包まれた。5回に2つ目の三振を奪い、2999と王手をかけると6回も続投。2死から9番キャプラーをカウント1-2からスライダーで見逃し三振に仕留め、歓喜の瞬間を迎えた。

 場内は割れんばかりの歓声が鳴り響き、大谷翔平投手らナインも惜しみない拍手を送った。スタンディングオベーションは約6分間続き、カーショーもファンの声援に応えて脱帽。感動の光景を場内に広がった。米メディアが一斉速報するなか、すぐさまインスタグラムで反応したのがバーンズだった。

 2015年にドジャースでメジャーデビューを飾り、決して打力は高くなかったものの、好守で投手陣から抜群の信頼を得ていた。特にカーショーの“専属捕手”として計86試合でバッテリーを組み、通算551奪三振はAJ・エリスに次ぐ2番目の多さだ。もっとも、今年5月に退団。6月末には同地区のライバルであるジャイアンツとマイナー契約を結んでいた。

 今ではチームを離れたものの、心はまだともにあるようだ。バーンズは「俺のブラザーが3000奪三振。史上最高、史上最高。クレイジーな偉業だ」とし、カーショーの偉業を称えていた。

(Full-Count編集部)

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