メジャー激震、26歳右腕に野球賭博疑惑が浮上 MLB調査と米メディア報道

ガーディアンズのルイス・オルティス【写真:Getty Images】
ガーディアンズのルイス・オルティス【写真:Getty Images】

ガーディアンズの右腕オルティスを野球賭博の疑いで調査、有給休暇に

 メジャーリーグ機構(MLB)はガーディアンズのルイス・オルティス投手を野球賭博関連で調査していることが分かった。米スポーツ局ESPNなど米複数メディアが3日(日本時間4日)に報じたもので、MLBは7月17日まで「懲戒処分を伴わない有給休暇」とした。

 ESPNによると、オルティスが6月15日のマリナーズ戦、6月27日のカージナルス戦で投じた2球に対して不正投球の疑いが持たれている。「特定のイニングの初球でボール、または死球になる」という結果を対象とした賭博で、オルティスは共にストライクゾーンから大きく外れたスライダーを投げたという。

 オルティスが投じた2球に対しては「不自然な賭けが集中した」として、賭博監視会社IC360が複数のブックメーカーに警告。これを受けてMLBも調査に乗り出した。

 オルティスの有給休暇はMLBとMLB選手会の協議によって決定されたもので、調査が完了しなければ、休暇が延長される可能性もある。オルティスは本来であれば、この日のカブス戦に先発する予定だった。球団は「選手会との合意に基づき、リーグによる調査のため休暇に入ることが通知されました。現在はこれ以上のコメントを許されておらず、リーグによる調査プロセスを尊重する」と声明を出した。

 ドミニカ共和国出身のオルティスは2022年にパイレーツでメジャーデビュー。昨年12月のトレードでガーディアンズ入りし、4年目の今季は16試合登板して4勝9敗、防御率4.36。

(Full-Count編集部)

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