巨人で支配下登録→即昇格も7日で2軍降格 OB指摘、21歳は「アジャストしないと」

巨人・三塚琉生【写真:町田利衣】
巨人・三塚琉生【写真:町田利衣】

巨人の三塚琉生は支配下登録後に即昇格も…9打数無安打で2軍へ

 巨人の三塚琉生外野手はプロ1軍の“壁”にぶつかり、2軍から再び昇格を目指している。育成契約から6月13日に支配下登録され、翌14日に1軍に昇格。しかし、3試合の出場で9打数無安打と結果を残せず、わずか7日間で再び2軍へ。巨人、メジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、三塚について言及した。

 三塚は千葉県出身で桐生第一高から2022年育成ドラフト6位で巨人に入団。1年目に左膝を負傷し、約1年間プレーできず。昨年6月に実戦復帰した。今年は3軍戦を主戦場として主に4番で出場。3軍では14試合に出場して打率.351、2本塁打、11打点。5月から2軍に昇格すると、イースタン・リーグでの19試合で打率.357、4本塁打、OPS1.053と好結果を残し、6月13日に支配下契約を勝ち取った。

 高橋氏は三塚について「長打も打てるし、バットコントロールもいい。それは2軍で打率.357」と成績に言及。しかし、1軍では9打数無安打と沈黙し、同21日には2軍降格を告げられた。

 14日のオリックス戦でスタメンでデビューを果たすと先発した宮城大弥投手に3三振など4打数無安打に終わった。高橋氏は「日本を代表する投手の1人と2軍の投手とではレベルが全然違う。キレ、コンビネーション、雰囲気……しっかりアジャストしないといけない。プロのスピード、レベルはそこなんだと認識しないといけない。1軍で結果を出して初めてプロ野球選手。まだまだこれから」と激励した。

 今後、21歳に必要な要素としては「プロとしての自覚。1軍レベルのスピード、考え方を早く知ること」と述べた。「まずヒットを1本打つこと。そこかな。まだ半歩しか踏み出していない。しっかり1歩踏み出せるように、気持ちを充実させて、チームのために何ができるか考えてやってほしい」と課題と期待を口にした。

【実際の映像】育成出身、巨人の21歳は「アジャストしないと」 “ほろ苦”1軍デビューをOBが分析

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