また味わわされた大谷翔平の“爆速” シカゴ実況が脱帽「もう一度言いますが、速すぎです」

「1番・指名打者」で先発出場…第1・2打席は四球で出塁
【MLB】ドジャース ー Wソックス(日本時間4日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席から2打席連続で四球で出塁し、ともにホームに生還した。中でも3回は一挙4得点のビッグイニングが生まれた。敵地実況は、大量点の呼び水となった大谷の“スピード”に目を丸くした。
急加速だった。大谷は初回の第1打席で四球を選ぶと、フリーマンの右翼線への当たりで一気に生還。チームに先制点をもたらした。3回も先頭で迎えると、四球でまた出塁。続くベッツは三遊間へ打球を飛ばすと、相手守備がややもたつく間に大谷は二塁へ進んだ。相手遊撃手の野選を誘い、その後フリーマンが適時打、コンフォートの一発が生まれた。
地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」では、大谷の二塁進塁に注目していた。実況のジョン・シュリフェン氏は「もう一度言いますが、オオタニは速すぎです」と脱帽。解説のダン・プリーサック氏は「遊撃手にとって難しいプレーでしたね。(一塁)走者は俊足で、(打席には)ベッツだったので一塁でアウトを奪える可能性は高くないです。唯一のチャンスはオオタニをアウトにすることでした」と分析した。
大谷は前日の同カード、4-4となった9回2死から38試合ぶりとなる今季12個目の盗塁をマーク。この時もホワイトソックス実況は「オオタニのプレーは、本当に多面的です。体が大きいのに、走る能力がありますね」と称賛していた。2日続けて、大谷の持つ武器を見せつけられた形となり、改めて偉才に舌を巻くしかなかった。