大谷翔平の“爆速生還”に「ノーチャンス」 敵地実況は“お手上げ”「HR打つだけじゃない」

プリーサック氏、大谷は「大男なのに、いい走塁をします」
【MLB】ドジャース 6ー2 Wソックス(日本時間4日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席は四球を選び、その後フリーマンの適時打で先制のホームを踏んだ。敵地シカゴ実況は、一夜明けて再び目の当たりにした“爆走”に驚いた。
大谷は初回の打席、フルカウントから四球を選び出塁した。1死後、フリーマンが右翼線を破る長打性の当たりを放つと、快足を飛ばして二塁、三塁と進み、あっという間に本塁まで生還してみせた。早速の得点に唸ったのは、他でもないホワイトソックスの放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」だった。
大谷が四球で出塁すると、解説のダン・プリーサック氏は「MLBでこれ以上の打線はありません。いきなり(走者にも)気を払わないといけません。先頭打者を打つ男は複数回MVPを獲得しており、既に今シーズン30本以上打っています。しかも昨日見ての通り、大半の選手が併殺打になるような打球を打っても……。大男なのに、いい走塁をします」とスピードに注目した。
その直後にフリーマンが適時打を放つと、実況のジョン・シュリフェン氏は「(三塁コーチは)オオタニを回しています。間に合いませんでした」と伝えると、プリーサック氏は「オオタニは本塁打を打つだけの選手ではありません。トークマンはすぐ返球できるよう最善を尽くしましたが、ノーチャンスでした。悠々ホームインしました」と、爆速生還にお手上げの様子だった。
大谷は第2打席でも四球を選んで出塁し、再びフリーマンの適時打で生還した。2打数無安打ながらも2四球2得点。チームはホワイトソックス3連戦をスイープした。