大谷翔平が捉える89年ぶり偉業「158」 史上7度だけ…現代野球では“理解不能”の領域

21世紀ではロナルド・アクーニャJr.の149得点が最多
【MLB】ドジャース 6ー2 Wソックス(日本時間4日・ロサンゼルス)
またひとつ、大記録へ前進した。ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。2打数無安打ながら2四球を選び、2得点を挙げた。これで今季通算得点は86。メジャー全体でトップを独走し、89年ぶりの歴史的快挙も視野に捉えている。
持ち味のスピードを発揮した。初回先頭の第1打席で四球をもぎ取ると、フリーマンの二塁打で一気に生還。先制点をもたらした。第2打席も四球を選ぶと、野選の間に二塁へ進塁。再びフリーマンの適時打でホームを踏んだ。ホワイトソックス3連戦すべてで得点をマークし、今季通算得点は86まで積み上がった。
チーム88試合目で86得点となり、シーズンでは実に「158得点」ペース。昨年に記録した自己最多の134得点を大きく上回るペースで、キャリアハイ更新は濃厚だ。それだけでなく、球団最多記録であるハブ・コリンズ(1890年)の148得点をも更新する勢いとなっている。
さらに、158得点以上となればメジャーの歴史においても“伝説”と言える。1900年以降にシーズン158得点以上はわずか7度だけ。最後に達成されたのは1936年のルー・ゲーリッグ(167得点)だ。21世紀以降では150得点すら到達者が出ていない中、大谷が現代野球でこの伝説を塗り替える可能性は十分にある。
(Full-Count編集部)