208発マンシーが離脱も…ド軍に“電撃補強なし” 指揮官が描く3年ぶり抜擢プラン

エドマンを三塁で起用「チームのために何でもやってくれる」
【MLB】ドジャース ー アストロズ(日本時間5日・ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は4日(日本時間5日)、通算208本塁打を誇るマックス・マンシー内野手の離脱による緊急補強に動く可能性が低いと明らかにした。7月31日(同8月1日)のトレード期限まで1か月。本拠地・アストロズ戦前に報道陣の取材に応じ、「特に大きな変化はないと思っている。デッドラインの動きにはあまり影響しないと思います」と話した。
6月に打率.333、7本塁打、24打点と打線を引っ張った左の大砲の離脱。ロバーツ監督が「選球眼、パンチ力、得点圏での勝負強さ。彼がラインナップにいないと打線全体のパフォーマンスが落ちるデータがある。それだけ彼の存在は大きい」と語るように、地区首位を走るチームにとって痛手なのは間違いない。だが、今こそドジャースの分厚い選手層を生かしていく。指揮官は、自信に満ちた表情で起用プランを口にした。
「トミー(エドマン)は過去に三塁も守っていたし、来週中には右投手相手に三塁で起用して、キム・ヘソンの二塁での出場機会を増やす予定だ。左投手相手にはキケ(ヘルナンデス)とロハスを三塁で併用することになる」
「マックスが戻ってくるのは確実なので、それを前提に今のオプションで十分カバーできると感じている。トミーを三塁、ヘソンを二塁、相手投手によってキケとロハスを使い分ければ、攻撃面もある程度は対応できる」
エドマンはカージナルス時代の2022年に三塁手として8試合に出場。メジャー7年間で通算94試合で三塁で出場しているが、ここ2シーズンはプレーしていない。それでも、指揮官は「チームのために何でもやってくれる選手だからこそ、長期契約を結んだ理由でもある。数日間、三塁で守備練習をすれば問題ないと思う」と期待を寄せた。
打線ではベッツ、フリーマンが復調気配だ。ロバーツ監督は「テオ(ヘルナンデス)が本来のオールスター級の力を出し、コンフォートも調子が上がってきた。彼らに期待したい」と続けた。チーム力でカバーするつもりだ。