大谷翔平、31歳初登板も「誕生日が嬉しい歳ではない」 2回1安打3K…162キロで快投

31歳の登板「もうあまり自分の誕生日が嬉しい歳ではない」
【MLB】アストロズ 6ー4 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地のアストロズ戦に「1番・投手」で投打同時出場した。最速100.9マイル(約162.4キロ)を武器に2回3奪三振1安打無失点。バットでは4打数1安打1四球で打率.281となった。試合後、「普段と同じようにプレーできればと思っていました」と話した。
31歳のバースデー登板で快投を披露した。初回は先頭・パレデスを左前打で出したものの、続くスミスを二ゴロ併殺打に。アルトゥーべは遊ゴロに打ち取った。2回は3者連続三振。復帰後最多の31球を投げてストライク21球だった。6月22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦から3試合連続無失点で防御率1.50となった。
本拠地の内野グラウンドには「Happy birthday」を意味する「HB,SHO」と文字を記す粋な祝福を行った。ただ、「もうあまり自分の誕生日が嬉しい歳ではないので。『おめでとう』と言ってもらえることに対しては嬉しいなと思いますけど、普段と同じようにプレーできればと思ってマウンドに上がりました」と振り返った。
31歳になり体力的には「20代前半とあんまり感覚的な違い」と振り返る。一方で、考え方は大きく変わった。「もちろん家庭も子どもも生まれてもまた変わりますし。グラウンド外で、グラウンドでもそうですけど、人生観を変えるようなことっていうのは、必ずしもプラスな部分だけではないですけど、自分をこう成長させてくれるのかなとは思うので何事も経験かなと思います」と振り返った。
この日、サインは交互に出していた。「感覚で行く時もありましたし、今日はウィル(・スミス捕手)からピッチコム上で交換しながらやっているので。自分がこうだと思えば、それを優先しながら投げますし、その時によって変わるかなと思います」と話した。
一方のバットでは宿敵バルデスの前に苦戦。初回先頭は一ゴロ、2回2死一塁は二ゴロ。4回2死の四球で5試合連続出塁としたが、6回2死一塁は再び二ゴロに打ち取られた。2点を追う9回先頭の右前打で3試合ぶりの安打をマークした。「最近打席ではそんなにいい打席を送れていないので。そこは一つ反省点かと思うので」「単純に打席で、自分が捉えたと思っているのがセカンドゴロになったりとか、ちょっとしたズレ」と振り返った。
チームは逆転負けで6月7日(同8日)以来、約1か月ぶりとなる連敗。「昨日、今日と2連敗しているので。シリーズ最後明日勝てるように。切り替えていきたいと思います」と気持ちを切り替えていた。
(Full-Count編集部)
