らしくないベッツに放送局も呆然「本当に大きなミス」 CY賞投手も驚いた“見逃し”

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

7回にベッツが痛恨の走塁死

【MLB】ドジャース ー アストロズ(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたアストロズ戦で痛恨の走塁ミスを犯した。7回、先頭打者で打席に入り安打を放つと左翼手が打球をそらしている間に一気に三塁へ。しかしタッチアウトとなり同点のチャンスを逸した。

 問題のシーンは1点ビハインドの7回に起きた。無死からベッツが左前に痛烈な打球を放つと、左翼手が果敢に猛チャージして捕球を試みるも捕ることができず打球はフェンスまで転がった。その隙を見逃さず、ベッツは二塁を回って三塁を陥れた。しかし、中継から正確な送球が三塁手に届きアウトになった。

 米放送局「FOX」の実況を務めるジョー・デービス氏は「ノーアウトの場面でベッツはギャンブルしました!」と強い口調で伝えると、解説を務めていた通算213勝、サイ・ヤング賞1度のジョン・スモルツ氏も「判断を誤りました。彼は打球を見ながら(走っていました)。なぜ(通常とは)違う判断をしたのか分かりません。三塁コーチを見ずに、プレーを見ながら(走っていました)。本当に大きなミスです。そういうミスをあまりしない選手ですが」と嘆いた。

 また、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番を務めるジャック・ハリス記者は「ベッツが左翼に放った打球に対してハメルは完璧に(判断を)誤った。しかし、ベッツは暴走して三塁で悠々アウトになってしまった」と相手のミスを活かせなかった走塁を指摘した。

 無死二塁で迎えたかった場面が一瞬で1死ランナーなしとなり後続も倒れて無得点。その直後の8回に、アストロズに1点を追加されただけに試合の流れを変える手痛い走塁死となった。

【実際の映像】「ギャンブルだ」放送局も呆然…ベッツ、痛恨の走塁死

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY