大谷翔平に「何もできなかった」 通算2321安打男は脱帽「アメージングだ」

アストロズ戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
アストロズ戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

アルトゥーべ「毎年、いや毎日良くなっている気がする」

【MLB】アストロズ 6ー4 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地のアストロズ戦に「1番・投手」で投打同時出場した。最速100.9マイル(約162.4キロ)を武器に2回3奪三振1安打無失点と好投。31歳のバースデー登板で、敵軍の主砲へ強烈なインパクトを与えた。

 3度の首位打者に輝いたホセ・アルトゥーべとは初回2死で対戦。初球の高めのフォーシームでファウル。2球目、外角ボールとなる大きなスイーパーで力のない遊ゴロに打ち取った。通算2321安打を誇る安打製造機は、お手上げだった。

「とても良かった。フォーシームは98マイル(約157.7キロ)くらい出ていて、スイーパーは81、82マイル(約130、132キロ)。すごく良かった。正直言って、僕たちは何もできなかった。グレートな投手だ。彼が降板した後に得点ができたけどね。彼はアメージングだ」

 投手・大谷とは同地区のエンゼルス時代から対峙してきた。試合前までの対戦成績は、27打数7安打の打率.259、1打点、11三振だった。

「どんどん良くなってますね。エンゼルスとはよく対戦してきましたが、『これ以上良くならないだろう』と思っても、彼は毎年、いや毎日良くなってくる気がする。本当に簡単じゃない。チームとしてもタフな相手です」

 2023年6月2日以来、2年ぶりの直接バトルだったが、投手・大谷の確かな進化を感じ取っていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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