31歳・大谷翔平から衝撃発言、体年齢は「20代前半」 球界の“壁”も問題なし

球界で聞く“30代の壁”も「年を取ったなと思わない」
【MLB】アストロズ 6ー4 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)
またドジャース・大谷翔平にビックリさせられた。5日(日本時間6日)は31歳の誕生日。2回3K無失点だったアストロズ戦後の囲み取材は、年齢に関する話題が集中した。「31歳になって体力面は?」。こんな問いかけに、サラッと驚きの発言をした。
「年を取ったなとは思わないですけど。まだあんまり変わらないですかね、20代前半と。あんまり感覚的な違いはないと思うので」。“体年齢”は10歳近く若く感じているということか。
野球記者として15年以上取材しているが、いわゆる“30代の壁”というのは、よく聞く話だ。「30代を過ぎると疲れが取れない」というのは定番の回答。一流選手でも「30代を過ぎると引退がチラつく」なんて声も聞く。体力の消耗が激しい二刀流なら、尚更だと思ったが……。大谷には全く当てはまらないということだ。
日本ハム時代から「フィジカル強化に終わりはない」が口癖だった。20代前半の大谷といえば、まだ体の線は細かったが、1日7食の食トレも敢行。肉体強化に関する専門書も読み込み、樹木が年輪を重ねるかのように体を大きく強くしてきた。アマチュア時代からのストイックな肉体作りが“今”に繋がっているということか。
一方、31歳で変化したことに挙げたのがメンタル面だ。昨年キャンプで結婚を発表し、今春には第1子となる女児が誕生。「もうだいぶ違うのかなと思いますね。もちろん家庭も、子どもが生まれても変わりますし。グラウンド外、グラウンドでもそうですけど、人生観を変えるようなことっていうのは、必ずしもプラスな部分だけではないですけど、自分を成長させてくれるのかなとは思う。何事も経験かなと思う」。つまりは精神面も進化しているということだ。
大谷はドジャースと結んだ10年契約は39歳シーズンまで続く。大谷は「長いシーズンを行う上で後半の方がもちろん疲れはたまると思うので、よく疲労を抜きながら休みをしっかり取るのも大事かなと思ってます」と“目先”のことに集中しているが、まだまだ衰えを感じさせないプレーを見ることができそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
