大谷翔平だけの“特別”な調整 米メディアが指摘した今季の「明確な目標」

アストロズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
アストロズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

初登板以外は3試合無失点の好投

【MLB】アストロズ 6ー4 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたアストロズ戦に今季4度目の登板を果たし、2回1安打無失点3奪三振と好投を披露した。2試合連続の複数イニングを投げ、完全復活に向けた独自の調整方法に米メディアも注目している。

 31歳のバースデー登板は最速100.9マイル(約162.4キロ)を記録し、圧倒的な投球を披露。初回は先頭のパレデスを左前打で出塁させたものの、続くスミスを二ゴロで併殺打に。アルトゥーべは遊ゴロに打ち取った。2回は3者連続三振。復帰後最多の31球を投げてストライク21球だった。2登板目となったナショナルズ戦から3試合連続無失点で、防御率1.50とした。

 この投球内容について、ドジャース専門メディア「ドジャースビート」は「徐々に復帰のオオタニは、また2イニング無失点」と題した記事を公開。短いイニングをこなしながら調整する大谷について「ドジャースは今季、彼に馬車馬の働きは求めていない」と分析した。

 今後の大谷について「目標は明確だ。ゆっくりと慎重に強度を上げていって、今季もっと後で彼が先発投手の選択肢になるようにすること」と指摘。5日(同6日)の登板も「そのチェックポイントだった」と強調した。これまでの4登板、計6イニングについて「防御率は現在1.50。ここまではまずまずだ」と評価した。

 大谷は5日(同6日)の試合後に「元々決まっているイニングをまずは消化するのがリハビリの過程上は大事だと思うので。いけるからといっていくのが必ずしも答えだとは思わない」とコメント。実戦での“リハビリ登板”という常識破りの方法で、完全復活へ向けて着実にステップアップしている。

(Full-Count編集部)

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