シュワーバー、1試合4HRで49号「クレイジー」 大谷翔平と一気4本差…偉業に狂喜乱舞

ブレーブス戦で本塁打を放ったフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:アフロ】
ブレーブス戦で本塁打を放ったフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:アフロ】

6打数4本塁打9打点の大活躍

【MLB】フィリーズ 19ー4 ブレーブス(日本時間29日・フィラデルフィア)

 フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が28日(日本時間29日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、衝撃の1試合4本塁打を記録した。この日は6打数4安打9打点。試合前時点では45発を記録していたが、一気に49号まで数字を伸ばした。チームは19-4で勝利した。

 45本塁打で並んでいたドジャースの大谷翔平投手は、この日は休養日で試合がなかった。シュワーバーが一気に4本塁打を記録し、ナ・リーグ本塁打争いで優位に立った。

 シュワーバーは初回の第1打席でカル・クォントリル投手のカーブを捉え、右翼席へ450フィート(約137.1メートル)の豪快弾を放った。この時点で45本で並んでいた大谷と1本差とし、リーグ単独トップの46号とした。さらに8-3で迎えた4回、フルカウントからオースティン・コックス投手のカーブを振り抜き、角度35度のムーンショットを右翼ポール際に運んで47号を記録した。

 まだまだ終わらなかった。12-3で迎えた5回、再びコックスと対戦。外角のボール球を片手で払ったようなスイングだったが、打球は左翼席へ着弾。打球速度101マイル(約162.5キロ)、飛距離378フィート(約115.2メートル)、角度33度の48号。7回の第5打席で4発目を放ち、衝撃の49号にスタジアムは熱狂に包まれた。

 8回1死一、二塁で迎えた第6打席は左飛に倒れて1試合5本塁打はならなかったが、打席に入る前からスタンディングオーベーションで迎えられていた。試合後、フィリーズ放送局「NBC Sports Philadelphia」のインタビューを受け「クレイジーだね。いい夜だった。全員にとって楽しい夜だった。(大勝に)序盤、みんな素晴らしい打席内容だった」と笑顔で振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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