シュワーバー、4戦ぶり51号…大谷翔平を突き放し3本差 豪快弾に本拠地熱狂

「2番・指名打者」で先発出場
【MLB】フィリーズ ー ロイヤルズ(日本時間14日・フィラデルフィア)
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が13日(日本時間14日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第3打席で4試合ぶりとなる51号ソロを放ち、ドジャース・大谷翔平投手に3本差をつけた。
また勢いにのってきた。2打席連続で歩かされた後の5回先頭で迎えた第3打席、3球目のスライダーを完璧に捉えた。打球速度95.2マイル(約153.2キロ)、飛距離361フィート(110メートル)、角度24度で右翼席に飛び込むと、拳を突き上げてダイヤモンドを一周した。
8月28日(同29日)のブレーブス戦でMLB史上21人目の1試合4本塁打の活躍を見せたが、以降は11試合連続ノーアーチと足踏みした。しかし、9日(同10日)のメッツ戦でリーグ最速50号に乗せると、再びアーチをかけた。
すでに自己最多本塁打記録を更新し、メジャー全体でもア・リーグトップのカル・ローリー捕手(マリナーズ)の53本に次いで2位。フィリーズの球団記録を持つ2006年のライアン・ハワードの58本に徐々に近づいている。
ナ・リーグ東地区首位のフィリーズはここまで5連勝中。試合前の時点で2位メッツに12ゲーム差をつけ、地区優勝へのマジックを3まで減らしていた。15日(同16日)からは敵地でドジャースとの3連戦を迎え、大谷とシュワーバーとの直接対決となる見通しだ。