大谷翔平は「途方もなく危険」 本調子ではなくても…敵将が警戒「忘れてはならない」

試合後の会見に出席したブルワーズのパット・マーフィー監督【写真:真柴健】
試合後の会見に出席したブルワーズのパット・マーフィー監督【写真:真柴健】

マーフィー監督「我々にとって途方もなく危険、危険な打者だ」

【MLB】ドジャース 3ー1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1得点だった。ポストシーズン打率.158。佐々木朗希投手が9回を締めて3セーブ目。チームは3連勝で2年連続のワールドシリーズ進出へ王手をかけた。

 復調のきっかけとなるか。初回先頭、オープナーの左腕アシュビーのスライダーを拾って右翼線へ。あっという間に三塁へ到達した。続くベッツの右中間適時二塁打で先制点。電光石火の先制劇だった。

 試合前まで打率.138。第2戦まで3試合19打席連続無安打と当たりが止まっていた。だが、ブルワーズのマーフィー監督にとって脅威な存在であることに変わらなかった。

「ショウヘイは球界屈指の打者だ。どんな何か(不振)が続いていても。初回に打った球はいい球だった。軽く打って三塁打になり、得点もした。それは受け入れる。ショウヘイが芯で捉えたら100マイル以上の打球になるからね。あの当たりはバットの先か何かだった。うまく手首を返して三塁打にした。本来のスイングはできてないが、とても危険。すぐに調子を取り戻す」

 2点ビハインドの7回2死の第4打席ではサイド左腕ケーニッグを迷うことなく投入した。怪物ミジオロウスキーも2回二ゴロ、5回空振り三振に仕留め、初回に痛打されて以降は3打数無安打2三振に封じ込めた。

「左腕を当てられるときはいつでもそうする。ショウへイはこれまでのように芯でとらえられていない期間がちょっと続いているが、それでも我々にとっては途方もなく危険、危険な打者だ。それを忘れてはならない。ああいった偉大な選手たちは(指をパチンと慣らして)あっという間に復調する」

 チームは3連敗で崖っぷちに。第4戦以降も大谷への警戒を解かず、巻き返しを図る。

(Full-Count編集部)

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