大谷翔平、PS初の二刀流弾 初回3K→136m特大先頭弾、9試合ぶり3号に本拠地熱狂

初回に本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
初回に本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ドジャースはワールドシリーズ進出へ残り1勝

【MLB】ドジャース ー ブルワーズ(日本時間18日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、第1打席で9試合ぶりとなるポストシーズン3号ソロを放った。不振に苦しんできたポストシーズンでは自身初の“二刀流弾”で、本拠地には大歓声が沸き起こった。

 初回のマウンドで3者連続三振を奪った直後、目の覚めるような一発だった。フルカウントから6球目のスラーブを右翼最上段まで運び、確信歩きを見せた。打球速度116.5マイル(約187.5キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)、角度25度の特大弾だった。

 ポストシーズンでの本塁打はワイルドカードシリーズの初戦となった9月30日(同10月1日)のレッズ戦で2発をマークして以来、9試合ぶり。レッズとのワイルドカードシリーズでは9打数3安打の打率.333、2本塁打と好発進だったが、フィリーズとの地区シリーズでは18打数1安打の打率.056、本塁打なしに終わった。

 ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは14日(同15日)の第2戦で4試合ぶりの安打を放つと、15日(同16日)の練習では珍しく屋外フリー打撃を行い、32スイング14本の柵越え。ドジャースタジアムの右翼屋根裏に飛び込む推定150メートルの特大弾を放つ場面もあった。本拠地に戻った16日(同17日)の第3戦では初回に右翼線三塁打を放って先制に貢献し、復調の兆しを見せていた。

 試合前時点でのポストシーズン成績は9試合で38打数6安打の打率.158、2本塁打、6打点、1盗塁、OPS.641。ドジャースはリーグ優勝決定シリーズ3連勝で2年連続ワールドシリーズ進出へ王手をかけており、チームを勢いづける一発となりそうだ。

【実際の動画】大谷が放った136m弾の特大アーチ…本拠地騒然

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