4度の“戦力外”も…誰よりも早く確定した世界一リング 最下位球団で起こった珍事「え?」

ドジャース時代のホセ・ウレーニャ【写真:荒川祐史】
ドジャース時代のホセ・ウレーニャ【写真:荒川祐史】

エンゼルスのウレーニャ、ドジャース傘下のケネディのWSリングが確定

 ブルージェイズは20日(日本時間21日)、本拠地マリナーズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦を劇的逆転勝ちで制し、ワールドシリーズ進出を決めた。ドジャースとの世界一を決める戦いの前に、すでに“チャンピオンリング”を手にした人物が話題になっている。

 その人物はエンゼルスの34歳、ホセ・ウレーニャ投手。ドミニカ共和国出身の右腕は2017年にマーリンズで14勝を挙げるなど、MLB通算10年間で251試合に登板、44勝78敗、防御率4.75の成績を収めている。

 今季は2月にメッツとマイナー契約。4月にメジャー契約を結んだが、1試合で3回5失点の成績で2日間で事実上の戦力外に。5月にブルージェイズと契約したが、そのブルージェイズでも6試合でDFAになった。6月にはドジャース、6月にはツインズと渡り歩き、いずれもDFAに。8月末にエンゼルスと契約を結んだ。

 チャンピオンリングはシーズン途中に移籍した選手にも配られる。1年間で4度のDFAを受けながらも、ウレーニャは今季ブルージェイズとドジャースに所属したことでどちらが勝ってもチャンピオンリングを手にすることが決まった。これには地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者も「ホセ・ウレーニャのWSリングにおめでとう」とSNSに投稿した。

 他にも現在ドジャース傘下にいるバディ・ケネディ内野手も今季は2球団でプレーしている。昨季はヤンキースとドジャースに所属したテイラー・トランメル外野手(現アストロズ)が同じようにワールドシリーズの結果を問わずにチャンピオンリングを獲得していた。

 これにはファンも「どっちが勝ってもリングを手にするのか」「草。確かにどっちが勝ってもリング貰えるやん」「え? ウレーニャ君、LADにもTORにも在籍してたからどっちが勝ってもチャンピオンリング貰えるの?」「本当の勝者バディ・ケネディ」と話題になっていた。

(Full-Count編集部)

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