ベッツ、ロベルト・クレメンテ賞に初選出 最高の個人栄誉の1つ…「思いやりだけだよ」

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

MLB発表…妻とともに「5050財団」で慈善事業を行う

 ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が27日(日本時間28日)、ロベルト・クレメンテ賞に選出されたとMLB機構が発表した。同賞はフィールドで活躍しながらフィールド外でも慈善活動や地域のための活動で活躍している選手に与えられるもので、野球界における最高の個人栄誉の1つとされている。

 ベッツは妻とともに「5050財団」を通じて慈善事業に従事しており、今年は1月にカリフォルニア州で発生した山火事の被災者に自身がスポンサー契約を結ぶナイキ社の製品3万ドル(約441万円)分を寄付。また、ホームレスなど貧困に苦しむ人に、ドジャース財団と協力して16万ドル(約2400万円)以上を寄付している。他にも学校支援などにも従事している。

今回の受賞が決まり、ベッツは米スポーツ局「MLBネットワーク」を通じて「(ロベルト・クレメンテ賞は)かけがえのないこと。(野球の)活躍で評価されるものではない。これは、自分の心の中にある優しさでやっていること。思いやりだけだよ」とコメントした。

 また、試合前に行われた受賞式典では「人生は自分だけでない。それよりもずっと深い」と話した。これまでMVPやゴールドグラブなど数々の賞を受賞してきたが、最も達成感を覚えるかと問われると「そう思う。こういう活動を表彰されることはとてもクールなことだ」と白い歯を見せた。

 MLBは9月15日(同16日)にロベルト・クレメンテ賞の30球団の候補者を発表し、ベッツはドジャースから2年連続で選出された。ドジャースの選手が同賞に選ばれるのは2022年のジャスティン・ターナー以来、4人目の快挙となった。

(Full-Count編集部)

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