大谷翔平は「疲れ切っている」 全9打席出塁…ド軍監督は変わらぬ信頼「明日マウンドへ」

試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:真柴健】
試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:真柴健】

延長18回、6時間39分の死闘を制し「WS史上最高の試合のひとつだ」

【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦で、2本塁打を含む4打数4安打3打点。全9打席で出塁した。デーブ・ロバーツ監督は「彼は疲れきっている。今晩、8、9回もベースを駆け回っていた。でもとても意気盛んだ。明日準備ができた状態でマウンドに上がる」と第4戦の先発を託す。

 大谷の存在感は別格だった。第1打席に右翼線へのエンタイトル二塁打を放ち、ポストシーズンでは自己最長の6試合連続安打となった。3回1死で迎えた第2打席は、見逃せばボール球という内角高めのフォーシームを詰まりながらも豪快に右翼席へ運ぶ、2試合ぶりのワールドシリーズ2号。さらに第3打席は左中間を破る適時二塁打を放ち、第4打席は左中間ソロで、1906年第5戦のフランク・イズベル以来となるワールドシリーズ記録の1試合4長打となった。その後は4打席連続申告敬遠。第9打席も四球だった。

 ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は今後も大谷を歩かせると発言。そのことを伝え聞いた指揮官は「理解できる。彼はこの惑星で最高の選手だ。継続的に今晩、攻撃面で活躍していた。ジョンはそれを察知し、ショウヘイに打たれることを絶対に許さなかった。走者なしでも歩かせ、他の選手と勝負していた。(その采配を)リスペクトしている。幸いなことに、ショウヘイの後ろを打つ選手も活躍ができる。そうだね。激闘だった」と話した。

 チームは延長18回、ワールドシリーズ史上2番目の長さとなる6時間39分の死闘を制してサヨナラ勝ち。対戦成績を2勝1敗とした。「ワールドシリーズ史上最高の試合のひとつだ。(今は)感情的だし、(試合中も)感情的になった。今晩試合があることはクレイジーだ」と充実の表情だった。

(Full-Count編集部)

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