フリーマンが感じていた大谷翔平の“絶好調”　脱帽と称賛「もう形容する言葉がない」

3回と7回に本塁打…9回から4打席連続で申告敬遠

【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ（日本時間28日・ロサンゼルス）

　ドジャースは27日（日本時間28日）、ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に延長18回＆6時間39分の激闘の末にフレディ・フリーマン内野手のサヨナラ弾で勝利を飾った。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平投手は4打数4安打2本塁打、4打席連続の申告敬遠を含む5四球と9打席全てで出塁。フリーマンは「インクレディブルだよ」と最敬礼した。

　大谷は第1打席から躍動した。初回の第1打席でシャーザーから二塁打を放つと、3回にはシリーズ2本目となる一発。第3打席は適時二塁打、第4打席は試合を振り出しに戻す豪快弾を叩き込んだ。そして9回からはシリーズ新記録の4打席連続で申告敬遠となった。延長18回の第9打席も四球。全打席出塁という歴史的な活躍だった。

　延長18回にサヨナラアーチを放ったフリーマンは試合後、「今日はショウヘイの試合だよ」とニヤリ。「明日の先発投手が今日、9回も出塁してるんだから（笑）。本当にインクレディブル（信じられません）だよ」と脱帽した。「彼が右中間・左中間にあれだけ打球を飛ばしていたら、今日は調子がいいと誰もが感じていた」と、“絶好調”であることは主砲も感じとっていた。

　それゆえ「ショウヘイを歩かせるのは正しい判断。彼に打たれるより、他の打者に打たせようという作戦でした。彼の最初の4打席を見てもそうですし、時間はかかったけど、最終的にやっと結果が出たね」と敬遠策に納得しつつ、安堵の表情を浮かべた。

　大谷は第4戦の先発登板が決定している。フリーマンは「試合前に『打撃の感覚が良くなってきた』と言ってたけど、本当にその通りだったね。彼は“ユニコーン”。もう形容する言葉が残っていません。4安打、5四球。最後の打席では登板までして、まだ冷静に打席で粘れる。とんでもない選手。2018年からずっと話題になってますが、まだ新しい驚きをくれます。10世代に一人の選手ですよ」と最大級の形容をした。

（Full-Count編集部）