目の前で屈辱の大谷4敬遠…ベッツが漏らした“本音” 指揮官が代弁した胸中「理解している」

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

目の前で大谷が4度の敬遠「打ってくれることはわかっている」

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で出場し、4長打を含む9打席連続出塁を成し遂げた。9回以降の5打席は4敬遠を含む5四球。一夜明けたこの日、デーブ・ロバーツ監督が2番に座るムーキー・ベッツ内野手の気持ちを代弁した。

 大谷はこの日、初回の第1打席に二塁打を放つと、3回の第2打席にはシリーズ2本目となる一発。5回の第3打席は適時二塁打、7回の第4打席は試合を振り出しに戻すソロ本塁打を叩き込んだ。それ以降は勝負されず。4打席連続敬遠。第9打席もストレートの四球だった。

 悔しい思いをしたのはベッツだ。この日は8打数1安打1四球に終わり、走者・大谷を1度も返すことはできなかった。これに対し指揮官は「ムーキーは実際のところ、野球をよく知っているし、なぜこういった戦略をとるのか理解している。ショウヘイとムーキーの状態を考えた時、彼ですら『彼ら(ブルージェイズ)を責めることはできない』といった感じのことを言っていた。自分も同じことをすると」と代弁した。

 MVP経験のある野球界のスターにとって目の前での4敬遠は屈辱的だろう。それでも「闘争心もでている。当然、その決断を下した相手に代償を払わせたいと思っている。ムーキーはショウヘイの後ろを打ち続けるし、彼にチャンスを与え続けるのであれば、打ってくれることはわかっている」と期待した。

(Full-Count編集部)

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