大谷翔平は「疲れ果てていた」 ベンチ裏でまさかのミス…コーチから「間違えてるぞ」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

帽子を間違えベンチに行こうとした大谷

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で出場し、9打席連続出塁をマークした。指名打者とはいえ、疲労は相当溜まっていた。米スポーツ局「FOXスポーツ」のベンチレポーターも務めていたトム・ベルドゥーチ記者がベンチ裏の“ミス”を明かした。

 圧倒的な活躍だった。初回の第1打席でマックス・シャーザー投手からエンタイトル二塁打を放つと、3回の第2打席は右翼ブルペンへ飛び込む一発。さらに第3打席は適時二塁打、1点を勝ち越された7回の第4打席は左中間へ同点ソロを叩き込んだ。9回の第5打席からは4打席連続で申告敬遠となり、延長18回の第9打席もほとんど勝負を避けられたような四球だった。

 異次元の成績を残した大谷だが、それでも疲労は溜まっていた模様。ベルドゥーチ記者が米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」内でベンチ裏の様子を綴った。「オオタニは打席と打席の間、水分補給と疲労に対処する為、何回もクラブハウスへ向かった」と記した。

 続けて「ある時、あまりにも疲れ果てていたオオタニは、代わりの帽子を着用してベンチに戻った。LとAが繋がった帽子ではなく、筆記体のDが書かれた帽子を着用したのだ」とコメント。コーチが耳元で「お前、帽子間違えているぞ」と囁き、一目散にクラブハウスに正しい帽子を取りに行ったという。“人間らしい”エピソードだった。

(Full-Count編集部)

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