佐々木朗希の“悲劇”「明かな誤審」 LAメディア怒り心頭「流れを変える可能性」

ゲレーロJr.への4球目が物議
【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)
ドジャース・佐々木朗希投手が31日(日本時間11月1日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に8回から救援登板した。強打者ゲレーロJr.への4球目、MLB公式のストライクチャートはストライクだったが、判定はボールとなりその後に四球を与えてピンチとなった。「明かな誤審」とLAメディアも怒りを爆発させている。
ドジャースは山本が6回96球、6奪三振、5安打1失点の好投を見せ、2番手のロブレスキーも無失点でつないだ。打線は3回にスミスとベッツの適時打で3点を先制していた。そして8回から佐々木が登板した。
先頭のスプリンガーに不運な形でヒットを許し、1死からゲレーロJr.と対戦。3球で追い込んでからの4球目、内角にスプリッターを投じた。バッテリーは三振を確信したが、球審の手は上がらず。その後、四球を出して1死一、二塁のピンチとなった。それでもどうにかゼロに抑えたが、試合の流れを変えかねない判定だった。
ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」はX(旧ツイッター)で「ブラッディは、明らかな誤審で四球を選んだ」と怒りを示し、地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者も「ひどいストライク3の見逃し判定があった。ABS(自動ボール・ストライク判定)は早く導入されてほしい。
この判定はワールドシリーズの流れを変える可能性がある」と断罪している。
佐々木は9回も続投したが、死球と二塁打でピンチを招いて降板した。それでも、タイラー・グラスノー投手が内野フライで1死とし、ヒメネスの左直からエンリケ・ヘルナンデス内野手が二塁へ好返球して併殺を完成させ、見事に勝利を収めた。