山本由伸は「グレートだった」 ロバーツ監督が快投を絶賛…明かした6回降板の理由

会見で質問に答えるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
会見で質問に答えるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

2勝3敗で登板…6回1失点でWS2勝目

【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)

 ドジャースの山本由伸投手が31日(日本時間11月1日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に先発登板し、6回5安打1失点で今シリーズ2勝目を手にした。チームを“逆王手”に導く快投。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「グレートだった」と話した。

 初回1死、2番のルークスを三塁へのゴロに打ち取ったかと思われたが、三塁手のマンシーが捕球できず。1死一塁からゲレーロJr.を三併殺に仕留めてピンチを脱出した。2回は先頭のビシェットを空振り三振に仕留めるなど、3者凡退に。3点の先制点をもらった3回は先頭のバーガーに左翼線二塁打を浴び、2死三塁からスプリンガーにタイムリーを許して1点を失った。

 6回1死を奪った直後には外野から観客が乱入するハプニングも起こったが、2死一、二塁のピンチでバーショから空振り三振を奪った。96球で降板。エースとしての仕事を果たし、今シリーズを3勝3敗のタイに戻した。

 山本は25日(同26日)のワールドシリーズ第2戦で9回1失点完投勝利をマーク。ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に続いて、ポストシーズンでの2試合連続完投は2001年のカート・シリング以来、24年ぶりの快挙を成し遂げていた。

 ロバーツ監督は試合後、米メディアのフィールドインタビューに応じ「グレートだった」と称賛。その後の会見でも「彼は良かった。実のところ、ヤマモトはVery goodだった」と賛辞を惜しまなかった。

 続けて6回で降板させたことについても言及。「(6回に)ブラッディ(ゲレーロJr.)との対戦や、ビシェットの対戦を見て、彼は6回を投げ抜いたが、ロブレスキーに(走者のいない)クリーンな状態で登板させたかった。ヤマモトは今夜、彼の仕事を全うしたと思う。それが私の意見だ」と説明した。

 6回1失点でWS2勝目。「ヤマモトを降板させるのは、決していいことではない。特にプレーオフの試合ではね」としつつ「ロブレスキーの最近の投げっぷりだったり、彼の持つ自信だったり、雰囲気も(以前と)異なる感じだったから、彼(ロブレスキー)を信頼した」と語った。

(Full-Count編集部)

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