山本由伸、9回緊急登板で火消し成功 一打サヨナラ負けの大ピンチも…執念の連投、パヘスがビッグプレー

登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

前日96球から「中0日」シリーズ7戦で3度目の登板

【MLB】Bジェイズ ー ドジャース(日本時間2日・トロント)

 ドジャースの山本由伸投手が1日(日本時間2日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦の9回1死一、二塁のピンチで登板し、見事に無失点で切り抜けた。前日10月31日(同11月1日)の第6戦で先発登板し、6回96球1失点の好投で今シリーズを3勝3敗のタイに持ち込んでいたが、またしてもチームを救う力投を見せた。

 気迫のマウンドになった。ドジャースは1点を追う9回1死からロハスのソロで同点に。8回途中から第5戦で先発したスネルが救援登板する総力戦となっていた。9回1死一、二塁でサヨナラ負けのピンチとなると、デーブ・ロバーツ監督がエースを「中0日」での投入を決断した。

 先頭のカークに死球を与えて1死満塁にピンチを広げたが、バーショは二ゴロで2死に。続くクレメントの大飛球は中堅に入った直後のパヘスが好捕してピンチを脱した。

 シリーズ2勝目、今ポストシーズン4勝目をマークした試合後の会見では「もちろん、いけと言われたらいきますけど、できれば応援を頑張りたいです(笑)」と話していた。

 ただ、この日の試合前にはデーブ・ロバーツ監督は「彼の状態を見ることになるが、もし感覚が良ければ、間違いなく意欲があると彼は言っていた。これは気質というものだ。メンタル的な部分で、彼は私が今まで見てきた中でも最強クラスだ」と説明していた。

 山本はワールドシリーズ第2戦では9回1失点で完投。プレーオフでの2戦連続完投という快挙を成し遂げていた。2日後に延長18回までもつれた第3戦ではブルペンで準備を行う姿もあった。今シリーズ7戦目で4度目のブルペン投球。今世紀初の2年連続世界一へ、男気を見せた。

【実際の動画】サヨナラ負けの危機も…パヘスがチーム救うビッグプレー!

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