大谷翔平は「全てを出し尽くしてくれた」 ロバーツ監督“擁護”も…「変化球にキレが」

先発したドジャース・大谷翔平(右)のもとに歩み寄るデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
先発したドジャース・大谷翔平(右)のもとに歩み寄るデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

ビシェットに3ランを被弾

【MLB】Bジェイズ ー ドジャース(日本時間2日・トロント)

 まさかの結果となった。ドジャース・大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦に「1番・投手」で投打同時出場。続投した3回にビシェットに痛恨の3ランを被弾して降板した。デーブ・ロバーツ監督は試合中に米放送局のインタビューに登場し、「全てを出し尽くしてくれた」と擁護した。

 初回から乱調だった。制球が定まらず、先頭のスプリンガーに中前打を浴びた。1死からゲレーロJr.を99.6マイル(約160.3キロ)で見逃し三振に仕留め、三振ゲッツーで窮地を脱するも、2回も2死満塁のピンチを招いた。ヒメネスを99マイル(約159.3キロ)で空振り三振に仕留めたものの、明らかに本調子ではなかった。

 初回から額から汗が吹き出し、ユニホームはびしょびしょ。それでも3回も続投したが悪夢が待っていた。スプリンガーに安打を浴び、犠打で1死二塁。暴投で三塁まで進まれると、ゲレーロJr.を申告敬遠した。そしてビシェットに初球を捉えられ、大谷はマウンド上でうなだれた。ここで降板となった。

 3回の攻撃中にロバーツ監督は米放送局「FOXスポーツ」のインタビューに出演した。大谷について問われ、「全てを出し尽くしてくれた。(通常と比べて)休養が短い。球は良かったと思う」と話した。一方で「でも、変化球にあまりキレがなかった」とスイーパーなどの変化球がうまく機能しなかったとした。

 3回を続投させた判断については、「バーガーまで投げさせたかった。(ルークスの打席で)パスボール(記録は暴投)になったあと、ビシェットの足の調子が悪いから、ブラディミール(ゲレーロJr.)を歩かせて、ゴロを打たせて併殺打を狙った。被害を最小限に留めて、イニングを脱するつもりだった」と3イニング目を振り返った。

(Full-Count編集部)

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